何を判断軸に選ぶか。本日議長が決まりました。

本日、平成28年第1回北杜市議会臨時会が開催されました。

選挙後11月28日からの任期スタートであり、今回の臨時会では議長、副議長を選出する、というのが主な日程となりました。

選出方法は、投票(無記名)によって行われました(全員一致であれば指名推選もあり)。勿論当たり前ですが、ぶっつけ本番で「この人こそ!」と考える人に個々が投票するのではなく、事前に内々で議論されて、仲間を集めて同じ人に投票する、という流れになります。

投票結果を見ても、共産党以外では2つのグループになっていました。私は是々非々であり、会派(国政でいうと政党のようなイメージ)に属していないため、両陣営からお話を伺えるありがたい立場でしたので、それぞれのご主張を伺いながら、今朝まで悩みました。私を応援くださった方々が、それぞれ別々の市長候補を応援されていたことも要因としてありました。

そこで、市長選において約3分の2が落選された候補者2名へ投票されたことを踏まえ、どのような形となれば、多様な市民の声がより市政へ届きやすくなるだろうか、という観点から検討してきました。綺麗事だけではすまないことを承知の上ではありますが、渡辺市長が女性の活躍をうたわれて当選されたので、議会側もトップは女性で、かつ、落選された市長候補者を応援していた議員陣の中から選出されると最も合理的な形になるかな、と感じていました。これまで是々非々でやってこられた方がいれば、さらにバランスが取れる、とも。

しかしながら、女性の候補者でまとまることはなく、先述の通り投票となった次第です。そういったことで悩みましたが、スタンスが是々非々であられることから、私は一方のグループが推した坂本静議員に票を投じました。

結果は、中嶋新議員12票、坂本静議員8票、共産党2票という結果となりました。

最後まで仲間集めが続いていたようで、ギリギリまで私同様悩まれている議員がいて拮抗していたのだろうと思います。

市長選もそうでしたが、議長選も拮抗した結果から、改めて行政と議会とが適切な緊張関係となれば、市民の想いがより行政に反映されることになるだろうと感じますし、今回の票差が良い意味で市長へのプレッシャーになれば、と期待したいと思います。

明日まで臨時会です。