”地域に足を運んで地域の皆様と語る場を持ちたいと思います” × 2 by 渡辺市長

本日、第4回北杜市議会定例会がスタートしました。

11/30-12/1の臨時会の際にも市長から所信がありましたが、ご紹介した通り前回はかなりの安全運転で、誰からも反対意見は出ないようなレベル・内容でした(イコール駄目と言っているわけではありません)。ですので今回はどこまで様々な領域で踏み込んだ所信となるか、期待して初日に臨みました。

感想は、今回も安全運転でした^^;

ただし、前回も今回も重ねて言及していた部分については、市長が重視しているところだろうと思います。

・国では「まち・ひと・しごと創生法」、一億総活躍プランで地方創生を推進。

・本市では、「第2次北杜市総合計画」(策定中)と「北杜市総合戦略」「八ヶ岳定住自立圏共生ビジョン」の整合性を図り、定住促進対策に取り組む。

・「第4次行財政改革大綱」にて、将来を見据えた行財政運営をする。

・地域に足を運び、地域の皆さまと語る場を持つ。

内容に重複があるものの、一部詳細化された話や新たに出てきた話をピックアップすると、

・総合戦略策定以降、子育て世代が魅力を感じる地域を目指して取り組んでいる。

・若者や女性の働く場の確保を行い、「働く人・働きたい人」にとって魅力ある北杜市を目指す

・人口減少や高齢化が急速に進んでおり、人口減少を抑制し地域活力を維持することが重要な課題。

・事務事業外部評価を行い、改善策や今後の方向性について検討し、事業の効率化を図る。

・地域防災力を強化するにあたり、消防体制の充実・高度化を図る。

・住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けることができるよう、地域密着サービスの整備に取り組む。定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所の開設の公募を行なっている。

・市民が安心して暮らせるよう、医療体制の充実を図る。甲陽病院での眼科外来の常勤医へ、など。

・子育て支援の充実を行う。来年4月に子育て世代包括支援センターを開設し、切れ目のない相談、支援を行なっていく。

・子育て支援住宅の整備を継続。

・臨時福祉給付金を支給準備中

・上下水道事業の地方公営企業法の適用

・世界に誇る「水の山」プロジェクト。ブランド化し、地域活性を図る活動をしてきた。更に進める。

・中部横断自動車道の、早期着工、早期開通を目指す。

・芸術文化に触れる機会の創出とスポーツの先進地を目指し、各種スポーツの振興を図る。

各施策についてはこれから詳細に詰めていく必要がありますが、

大いに期待したい!と思ったのは、臨時会、定例会と2度にわたって宣言された、”地域に足を運んで地域の皆様と語る”という部分です。

具体的な方法は示されていませんが、”語る”というのは、お祭りに顔を出すとか各種会議の冒頭であいさつをするために地域へ行く、というニュアンスではありません。

また、偏ったグループとだけ語る、ということでもないと思います。そうすると対象活動範囲はかなり広くなり、本気でやるとかなり大変なはずです。

しかしこれをやって頂ければ、市民の声は届きやすくなります。

市民の側からすると、伝えた声をどう市政に反映されるかを見て、納得がいけば次の選挙でも渡辺市長を応援すればよし、反映されない!と思えば別の候補を応援すればいいわけです。

情報公開と一緒で、市民の納得感醸成につながる、素晴らしい宣言だと思いますので、期待したいと思います。

議員サイドとしても、市長と同等以上にやらないと!という良いプレッシャーになります。

身を引き締めて活動してまいります。