中学校統合について検討再開か?検討プロセスが肝だと思います。

こんばんは。池田やすみち(山梨県北杜市議会議員)です。

東京都議会議員選挙、都民ファーストの会圧勝の様子ですね。

元みんなの党のメンバーでブレずに闘い続けてきた面々が上位当選との報をとても嬉しくネットで拝見してます。こちらでも改革の流れが加速するよう、日々精進いたします。

さて、本日は私がした一般質問ではないのですが、中学校の統合について気になる答弁があったので紹介します。(正式な議事録はまだ公開されていません)

 平成26年に策定した「北杜市立中学校統合計画案」は、町毎に開催した説明会や意見聴取会などを通じて、学校の組合せについては、地域性を考慮する必要性、通学の不安など、様々な意見が寄せられたことから、教育委員会で慎重審議を重ねてきておりましたが、4校案についての合意が必ずしも得られていないことが認められることなどから、推進は難しいとしたところであります。

ここまでは前回までの議会の答弁と変わりません。

 このような状況ではありますが、今後ますます人口減少、少子化が進むことが考えられることや、学校教育環境の整備、教職員の多忙化改善などが求められる現状において、学校の適正規模、適正配置について検討を進めることは必要であると考えております。

 このことから、これまで頂いた意見などを精査するとともに、一つの課題として中学校が統合することによる地域の疲弊などの心配が多く寄せられていたことから、地域委員会などを通じて、子どもたちのことを中心に置いて意見を交わしていただきながら、検討を進めてまいりたいと考えております。

今回は、一歩踏み込んだかな、という印象です。

私は学校統廃合よりも先に子育て世代を増やす議論をすべきと考えています。

地域で議論して、トライしてそれでもダメなら納得せざるをえませんが、まだその段階にはきていないと思っています。

極端な例えですが、旧8町村に中学生がそれぞれ1名しかいないような状況になれば、学校を統合しないという選択肢はなく、これは市民誰もがそう思われると思います。ですので地域で実施する議論の順番としては、子育て世代を増やすための議論が先だという意見です。かなり頻繁に空き家情報を求められますので、まだまだかなりの可能性を秘めていると言えるでしょう。

それと大切なのは検討のオープン化・見える化だと思っています。前回のケースでは、“なんだかよく知らないうちに進められた”、というニュアンスの声を非常に多く聞きました。残念ながら、当テーマについては、教育委員会に対する不信感が醸成されてしまっていますので、検討を進めるのであれば、徹底的に情報をオープンにし、しつこいほど発信しながら進める必要があります。

私も以前通学補助のことで、教育委員会のダメっぷりを書きました。

ちょっと曖昧な北杜市小中学校通学補助のルールのお話(2)〜なかなかシビれる経緯〜

担当者に起因する問題であり、組織カルチャーではないと自分に言い聞かせてきましたが、当定例会での私の一般質問に対する答弁からは、「やはり体質か…」と感じざるをえない内容もありました(これはまた改めてブログにて報告いたします)。

そういったことからも、徹底して情報の公開をして頂き、市民からの不信感の払拭にも同じく徹底的に勤めて頂きたいと思います。私の方でも随時お伝えしてまいります。