議会のインターネットによる公開について←市長は後ろ向き?前向き?

こんばんは。池田やすみち(山梨県北杜市議会議員)です。

本日は第3回定例会にて行った一般質問のうち、「議会のインターネットによる公開」について書きます。

議会のインターネット公開はもう止められない流れですが、北杜市においては進んでいるとは言えません。とても恥ずかしく責任を感じます。

約6年前(←!)の平成23年第4回定例会にて、「北杜市議会のインターネット中継を求める請願」が採択されました。当時は議員ではありませんでしたが、激しい議論がされたように聞いています。
そしてさらに、昨年末の平成28年第4回定例会においても、「北杜市議会本会議のインターネット中継を早急に実施することを求める請願 」が提出され、継続審議となったあと、翌平成29年第1回定例会にて、全会一致で趣旨採択されました。

市民の代表である議会が全会一致で議会のインターネット公開を進めるべき、としたわけで、大変重たい意味を持ちます。
ただ、議会(市民)が2度にわたって明確に意思表示したわけですが、
予算がつかなければ実施することはできません

そこで市長に姿勢を質しました。
正式な答弁は議事録となりますが概ね次のような答弁でした。


 平成23年北杜市第4回定例会で、市議会本会議のインターネット中継を早急に実施することを求める請願が採択され、平成29年北杜市第1回定例会で同内容の請願が趣旨採択されたことは大変重く受け止めております。
 市では市議会本会議の状況を放送番組として編集を行い、ケーブルテレビによる市議会放送を実施しております。またケーブルテレビ未加入者に対応するため、市議会放送をDVDに収録し、市内図書館に設置し貸し出しを行い情報提供に努めております。
 インターネットでの議会中継についてはケーブルテレビでの議会放送の実施、市ホームページで会議録の閲覧が可能なことなどを考慮し、専門職員が常駐しない状況でのリアルタイムなインターネット中継は不適切な映像や人的なミスも配信されてしまう可能性、不適切な広告の貼り付けの可能性など、市としてのリスクも検討する中で他市の状況も踏まえ、市の放送番組審議会の審議内容や本年度実施した市民アンケートの結果も参考に、放送番組のあり方とともに市議会放送について慎重に検討しなければならないと考えております。

どうお感じになりますか?
基本的にはこれまでと同じ答弁内容との理解ですが、
前向きな姿勢に感じられますか?
やらない理由を必死に考えているように聞こえますか?

いずれにしても来年度予算に組み込まれるかどうかで、渡辺英子市長の市民への情報公開姿勢が明確になると言えそうです

もし来年度予算案に入ってこない場合、議会で否決する、ということは技術的には可能ですが、残念ながら今年度予算審議や議決行動から、その流れを作るのは難しい印象です。
市民の皆様の議員への働きかけなどで、議員の行動が変わる可能性はあり期待したいですが、やはり難しい、となると、
・3年後の市長選では争点にし、前向きな方にトップに就いて頂く、
・並行して、議会も徹底した情報公開派・改革派で過半数を獲得する、
ということを目指さないと、インターネットによる公開は実現できない、ということになります

そんなに待てませんよね?

来年度予算の内容で渡辺英子市長の姿勢が明確になり、議会のインターネット公開の流れができることに期待したいと思います。