第3回「武川学校給食センターの統廃合に係る説明会」が開催。”有利な財源”も我々の血税ですけど…

こんばんは。

ブログの更新間隔が随分と空いてしまい申し訳ありません。

例年ですと2月末から3月にかけて開催される定例議会日程なども、そろそろ公開されるものと思われます。来年度予算など重要案件が目白押しです。役所より提案される内容についても発信していければと思っています。

報告が遅くなりましたが、先週、第3回「武川学校給食センターの統廃合に係る説明会」が開催されました。

結論から書くと、多くの保護者・地域の方が出席される中で、ほぼ全員が不本意なように見えましたが、約10年前に決めた通り進めるということで会は閉じられました。何度も足を運ぶことになった皆様、本当にお疲れ様でした。

ちなみに1回目の説明会から準備必須であったと思うわけですが、”なぜ自校式からセンター式と決めたのか”の根拠となる数字ですが、強く要望されたにも関わらず2回目にも提示されず、更に強い要求でやっと今回提示されました。

当時検討の前提となった数字はこちらになります(説明資料)。今回の質疑の内容なども含まれます。

自校式とセンター式を比較すると、保護者から見ると自校式の方がメリットが多く、デメリットがあるとしたら財政面だけであろうとこれまでも主張してきました。

安心安全のためと説明をされるのですが、これまで武川では事故は発生していません。ですから理由として適切とは感じられないわけです。これらは1回目の説明会から保護者も指摘してきたことでした。私も1回目の説明会の前から教育委員会には伝えていました。その上で、デメリットをどう潰していくか、が説明会で議論されるべき重要ポイントなわけです。

今回やっと(!)財政面の情報が出されたので、ようやくデメリットに対する解決策の質疑になったのですが、

これまでの経緯から、教育委員会からの説明を額面通りには受け取れず(当然と思います)、何度も保護者から質問・念押しがされました。個人的に重要なポイントの一つと感じたのは、料理の温度(温かくない)の問題です。

試食会では肉料理の油が白く固まり、適温とは言えない状態でした。米と汁物は保温できる食缶なため温かかったです。

ではなぜ今まで約10年もの間、このような初歩的な問題へ対応がなされなかったのか、今後は本当に大丈夫なのか当然不安になります

驚かされるのは、約10年前にセンター化の議論がされた際も、反対意見・心配意見が多かったそうなのに、その後アンケートをとっていない、と。今後はアンケートをするとの説明でしたが、アンケートを取ればきっと料理の温かさが…、という情報は入ったでしょう。

こういったことの責任は行政組織トップである市長にあるわけですが、教育委員会は一体どこを見て仕事をしているのか、という声が説明会後聞こえてきました。

このような状況ですから、今後前向きに対応する、と言われても保護者からの信頼が得られないわけです。1、2回目の説明会がまずかったのも大きな原因でしょう。

食缶の耐用年数の関係や予算の関係もあるので、新規購入について職員が即答できないのは理解できますが、普段使わない部屋にも設置するエアコン約370万円(一部屋あたり)よりも優先度は圧倒的に高いと思うのは私だけではないでしょう。エアコンについては合併特例債や過疎債を使っているので有利な財源だ!という声もあり仰け反ってしまったのですが、出所は全て我々の血税です。どのような財源であってもダメなものはダメです。

 「小学校1教室あたり約370万円のエアコン設置 ← 私は賛成できませんでした

市長の子どもたちに対するその他事業への姿勢にもつながる話ではないかと思いますので、当件については今後ともしっかりと取り組みます。

池田やすみち(山梨県北杜市議会議員)