地上設置型太陽光発電設備の条例策定を求めることで一致は大きな前進。ただタイムリミットも目前。

昨日、「第9回北杜市太陽光等再生可能エネルギー発電設備設置に関する検討委員会」が開催され傍聴してきました。

渡辺市長の姿勢や、過半数の議員は条例策定に及び腰であったように見えてきたと思いますし、私も同様に感じています。

そんな中、昨日の検討委員会で、条例策定を求めていくことが確認されました

これまでの発言などから想像するに、条例策定には反対だろうと見られていた議員たちも賛成したことは、大きな前進です。ただしそれも内容次第です。引き続き大急ぎで提言について詰めて行くことになります。

大きな方向としては良いのですが、潤沢な時間がなく、もっと検討スピードを上げる必要がある中で、残念に感じるところもありました。

一つは、同じ議論を繰り返してしまい、必要以上の時間を費やしていることです。

原因の一つは(自戒を込めて)議員の勉強不足でしょう。

・それ、経産省のウェブサイトに載っている通りです

・それ、いついつ議論しましたよね、議事録のここに載ってますよね

といったような指摘を市民委員さんたちから受けることは、恥ずかしいことです。

スピード感については、次回日程は夜間を含め早急に調整する、といった提案など、当初からは想像できない改善状況ですが、一方でタイムリミットは迫っています。

市民委員さんからも改めて指摘がありましたが、電源接続に必要となる東京電力の工事完了予定が平成31年7月です。

ここに向けて事業者は工事に着手すると考えるのが自然であり、仮に春からの工事着手だとしたら、12月議会に条例案が提出され可決されないと間に合いません

もし「条例を策定すべき!」というのがポーズだったり、アリバイ作りのために発言しているとしたら、時間稼ぎをしてくるかもしれません。そのようなことにならないように市民の注目が必要です。私も引き続き情報発信いたします。

産経新聞で「太陽光発電は人を幸せにするか」として毎週特集が組まれているので、最後にご紹介します。

(1)法の規制を受けず 反社会勢力、外国の土地買収…このままでいいのか
(2)土台がドラム缶の太陽光発電所 ぬりかべのように迫るパネル… 「地球にやさしいまち」はいま
(3)気付いたら家が太陽光発電所に囲まれていた… 突然の計画に戸惑う住民
(4)3メートル以上の高さのパイプに太陽光パネル 豪雨、強風に耐えられるのか

池田やすみち(山梨県北杜市議会議員)

■プロフィール■
池田恭務(いけだやすみち)
1973年5月1日生まれ(46歳)
1997年国際基督教大学(ICU)教養学部社会科学科卒
外資系コンサルティング会社等民間企業を経て、
渡辺喜美みんなの党代表秘書(公設政策秘書)。
2016年11月より山梨県北杜市議会議員。
会派無所属の会代表、経済環境常任委員会前副委員長、広報編集委員会副委員長。