北杜市図書館はどこを目指しているのか。目指すべきか。

私は図書館のベビーユーザーです。
たくさん本を借りますし、読書、調査、考えごとなどで、”スペース”としても頻繁に利用しています。

ちなみにどうでもいい話ですが、
私が図書館で黙々と何やらしていると話しかけにくいそうです。
集中しているときに話しかけて下さった方を見る瞬間がよそいきの顔になっておらず、ジロッと見る感じがイケてないそうです。
本当は喜んでいますので、伝わるように気をつけます^^

さて本日も長坂図書館にいたのですが、市内の他図書館よりも利用頻度が高いです。
機能面では市内どの図書館も大きな差はないと思いますが、スペースにたいする好みは分かれるでしょう。

私が長坂を利用するときは、インターネット環境が欲しいときです。
作業や調べ物の効率に影響するので、唯一フリーWIFIがつながる長坂図書館で、となるわけです。
WIFIについては多くの市民からお話を頂くので、他図書館でも使えるよう要望として伝えています。

併設されている会議室もWIFIがあるとないとでは大違いですよね。

北杜市議会ではパソコンすら持ち込めませんが…。議会改革!!

「図書館」にたいして、市民の皆様はどのようなイメージをお持ちでしょうか。
多くの自治体は、地域コミュニティーのハブになるべき存在、といった捉え方をしている印象です。

たまたま見かけた「武蔵野プレイス」には次のように紹介されています。
——–

…これまでの公共施設の類型を超えて、複数の機能を積極的に融合させ、図書や活動を通して、人とひとが出会い、それぞれが持っている情報(知識や経験)を共有・交換しながら、知的な創造や交流を生み出し、地域社会(まち)の活性化を深められるような活動支援型の公共施設をめざしています。
武蔵野プレイスは、人々の交流が自然に生み出される質の高い「場」を提供し続けることによって、生活、文化、芸術、自然、歴史、まちづくり、ボランティア活動、市民活動、生涯学習、福祉、教育といった横断的な活動や交流のネットワークの活性化を促します。
多様な人々がそれぞれの活動を通して時間を共有する快適な空間(場)は、地域社会の魅力を高めることに寄与します。

http://www.musashino.or.jp/place.html——–

武蔵野プレイスがあるからこの周辺に住むことにした、という人が大勢いそうです。
 

ネットを見ると他にも多くの事例があります。
市の担当職員さんたちは業務の傍、北杜市の図書館像を模索してくれていることと思います。

北杜市総合計画からは図書館の方向性(価値判断基準)が見えてこない印象であることや、
合併前の旧町村ごとの図書館の特色、広さや併設設備、ロケーションや財政面などを考えると、

難易度の高い模索と思います。

そして何を指標に評価していくか。
基本的なところでは、利用者数の推移、世代毎・利用目的毎の満足度、でしょうか。
どんな図書館にしたいか(=利用目的)は、我々市民を代表している市長が何を大切に考えるか、どこを目指しているか、があって当然良いと思います。もし多くの市民が「違う!」と思えば、次の選挙でより市民感覚にあう市長さんに投票するだけです(悪い意味ではなく制度上そうです、という話)。

個人的には今でも時間があけば毎日でも使いたい派ですが、もし図書館にカフェが併設され(多くの事例がありますよね)、今よりさらにリラックスしてゆったりのんびり利用できるようになったら入り浸ると思います。
そこで何気ない会話が生まれて、今度あれやってみよう、これやってみよう、といったコミュニケーションが生まれることが理想イメージです。
図書館に行けば、なんか楽しい、ワクワクする、と。

若い世代からは、すでにネットでそれやってますよ、と言わそうですが^^;

これからも市民の皆様の声を提案につなげてまいります。

池田やすみち(山梨県北杜市議会議員)

■プロフィール■
池田恭務(いけだやすみち)
1973年5月1日生まれ(46歳)
1997年国際基督教大学(ICU)教養学部社会科学科卒
外資系コンサルティング会社等民間企業を経て、
渡辺喜美みんなの党代表秘書(公設政策秘書)。
2016年11月より山梨県北杜市議会議員。
会派無所属の会代表、経済環境常任委員会前副委員長、広報編集委員会副委員長。