森のようちえんピッコロの視察へ。子どもたちに感動。

森のようちえんピッコロへ視察へ伺いました。
1日じっくり視察させて頂くのは初めてで、感動的な場面に居合すことができました。
ピッコロに入園するために、北杜市へ移住してこられるご家庭が少なくないと聞いてましたが納得です。
これまで3回(かな)議会日程の関係で視察日を変更してもらっていたのですが、もっと早くに訪れるべきでした。

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子どもの創造性、自主性を育む保育
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森のようちえんとは?という方もいらっしゃると思いますが、
森のようちえん全国ネットワークのサイトで詳しく紹介されています。
北杜市のピッコロのサイトにも大切にしていることなどが紹介されています。
紹介の中で、私にとってのキーワードは次のような内容でした。
・子どもの創造性、自主性を育む保育
・子どもの感性、想像力、考える力を信じて、口をはさまず見守る

午前中は自然の中での遊び。
どこで遊ぶかも子どもたちで決めます。
保育スタッフの皆さんは、ただ単に自由に遊ばせる、ということではなくて、細かい言動もしっかり見守ってらして、絶妙な声かけ(声をかけないという選択も)など、当たり前ですが「見守る」とは「放任」とは全く異なります。
そしてお弁当を一緒に食べて、午後は子どもたちの話し合いを最初から最後まで聞かせてもらいました。

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相手を大切に考える姿勢
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テーマは3月にある行事で何をするか。
子どもによってやりたいことはバラバラですが、
話し合いでは保育スタッフさんはほとんど口を出しません。
誘導となるようなファシリテーションもなし。
子どもの発言をなぞったり、合いの手を入れたりするだけです。
それでも異なる意見をまとめていく子どもたち。
それはおかしいと思う、なぜそう思うか、じゃあどうするか・・・
それはありがとうだけど、こう思う・・・
こう言ったやり取りが行われました。ただただ感動。
後で思い返して改めて驚いたのですが、小学校に入る前の子どもたちです。

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北杜市が目指すべき方向性の一つ
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ピッコロへ入園したくて北杜市へお引越ししてくださるご家庭がある事実。
既存の保育園の良さも勿論あるわけですが、このような幼稚園が選択肢となることは、子育て世代の移住促進になることは明らかでしょう。
多くの自治体ではすでに行政がバックアップをしています。

山に囲まれ、大自然に恵まれている北杜市
エコパークを推進している北杜市
水のキレイな北杜市
空気が美味しい北杜市
市長は元教員
総合計画や総合戦略でうたっている方向性、原っぱ教育というキーワードにも合致

一緒に盛り上げることに貢献したいと強く感じた1日でした。
早速何ができるか考えていきたいと思います。

池田やすみち(山梨県北杜市議会議員)

■プロフィール■
池田恭務(いけだやすみち)
1973年5月1日生まれ(46歳)
1997年国際基督教大学(ICU)教養学部社会科学科卒
外資系コンサルティング会社等民間企業を経て、
渡辺喜美みんなの党代表秘書(公設政策秘書)。
2016年11月より山梨県北杜市議会議員。
会派無所属の会代表、経済環境常任委員会前副委員長、広報編集委員会副委員長。