議員定数が20名に変わります。18名は実現できませんでした。

市民の皆さまの意見も伺いながら、議員定数と報酬についての議論をしてきました。この議論は議会改革がセットであるべきですが、残念ながら現在の議会は、議会改革の議論には積極的とは言えません。我々の会派以外だと共産党は議会改革を主張していたと記憶していますが、それでも合計で4名にしかならないため、議会の現実として前に進めることはできませんでした。

私はかねてより、議員定数を削減した上で、議員報酬については削減された経費の範囲内で考えることで、市民の負担を増やすことなく、子育て世代であっても議員に挑戦できるだけの報酬を確保することを主張してきました。
肌感覚としても、今の22名は多すぎる、と始めから感じてきました。

今回はそのうち、議員定数のみが対象でした。報酬については、議会とは別のところ(報酬審議会)で議論されるため、採決のタイミングが異なるため、悩ましい判断でした。

ちなみに私は22名から18名にすることを主張しました。旧町村に2〜3名いれば十分であろう、という考えです。しかし18名で議員発議するためには最低でも3名の賛同者が必要です。
委員会は6名いれば十分であり、3つの委員会合計で18名、というお考えの議員がお一方いらしたのですが、残念ながらもう1名が集まらず、議員発議ができませんでした

そんな中、「20名」での議員発議が出されました。
「18名」と比べると不十分です。悩みましたが1歩前進と考えて「賛成」しました
しかし、議員報酬がこれに見合わないほど上がるようであれば、次は賛同できない可能性もあります。議員が身を切ることなく、待遇だけ上げるのは市民からは受け入れられないと考えるためです。

やや話がそれましたが、採決の結果は「可決」
11月の選挙は定数20名での闘いとなります。なんとか「定数18名」での議員発議までもって行きたかったですが力不足でした。同じ想いを抱いてくださっていた市民の皆さまには申し訳ありませんでした。

我々地域政党としては変わらず丁寧に政治活動を続けるのみです。
市民の皆さまからご期待いただけるよう精進を続けますので、引き続き応援頂けますと幸いです。

池田やすみち(山梨県北杜市議会議員)

■プロフィール■
池田恭務(いけだやすみち)
2016年11月より山梨県北杜市議会議員。
地域政党「あしたの北杜を想う会」所属
1973年5月1日生まれ(46歳)
1997年国際基督教大学(ICU)教養学部社会科学科卒
外資系コンサルティング会社等民間企業を経て、
渡辺喜美みんなの党代表秘書(公設政策秘書)。
会派無所属の会代表、経済環境常任委員会前副委員長、広報編集委員会副委員長。