【書き起こし】池田やすみちがみなさまからの質問やお悩みにお答えします!〜第四回〜

北杜市の生活における悩みやご相談を募集しましたところ、いくつかいただきましたので今週も動画にて回答させていただきます。

子どもの流出について

Q. 子どもの流出を防ぐことの方が先決だとは思いませんか

A.  人口減少において子供の流出に関しては大変な課題です。 一方で、北杜市近郊に大学など学ぶ場の選択肢が少ないこと、高度な仕事が首都圏に集中していることなど、地方自治体としては解決が難しい問題と強く結びついています。流出を防ぐことよりも、戻ってきたいと思えるまちに北杜市を導くことがよいと考えています。

また、北杜市から一度も出ない生活は彼らにとって望ましいものなのだろうか、という気持ちは強いです。子どもたちには自由な発想で高いスキルを北杜市で養ってもらい、いつか羽ばたいて豪腕を奮ってもらいたいと思います。 その結果として、その子どもたちが親として子をどこで育てたいのか、はたまたその子どもたちを見た周りの方々がどこで子どもを育てたいのか、考え始めたときに真っ先に「北杜市」が思い浮かぶ、そんな状態を目指して参ります。

役所におけるパワハラ問題

Q. 北杜市役所で勤務している職員です。 市役所内でパワハラが横行していますが、市長になった際には、何か具体的な取り組みをしてくれるでしょうか。

役所内でのパワハラ、以前より横行していると伺っておりますし、深刻な健康被害まで陥ってる方々もいらっしゃると聞いています。北杜市において、解決すべき重要な課題であると認識しています。

役所内でのパワハラ問題には2つの方向性から解決する予定です。

1つは、そもそもパワハラが発生しない仕組みづくりです。主に職員の評価制度に紐づくことになると思いますが、年功序列の評価制度やハラスメント発生時の明確なマイナス評価を設定することで抑止をします。行政職員として、職員同士ではなくあくまで市民のみなさまに向き合い、よりよい北杜市を作って頂ける方を高く評価したいと思います。

そして2つ目は発生した際に信頼して相談出来る窓口を設置することとなります。北杜市という、広くも狭いコミュニティの中で、深刻な相談をどこの誰にするべきか。これは大人のパワハラはもちろんですが、子どもたちのいじめ問題にも共通する地方都市特有の課題です。行政として、市長直下に第三者による相談窓口を設置します。それは、北杜市と関連性のない人材で組成され、弁護士など専門的な知識を持った方々と協力して運営がなされていくことを想定しています。

終わりに

今週は以上となります。
引き続き、皆様からの貴重なご意見、ご質問をお待ちしております。
どのような内容でも、追ってこのような形でご回答をさせていただきます。

回答フォームはこちら→ 北杜市での生活や今後の政策についてのお悩み・質問を聞かせてください!

池田やすみち(山梨県北杜市議会議員)

■プロフィール■
北杜市市議会議員。47歳(2020年8月1日時点)
会社員時代は外資系コンサルティング会社などで勤務。その後、東日本大震災をきっかけに政治の世界を志し、国会議員の政策担当秘書として活動。
2015年北杜市に移住。地域おこし協力隊として、行政活動に従事。2016年北杜市にて市議会議員選挙、初出馬にして当選。
妻と2人の子ども、そして愛犬の4人と1匹家族。
2020年、養育里親の認定取得。