(お詫び)議員報酬アップに反対討論をしたのに、採決を間違えました

本日任期最後の定例議会が閉会となりました。

決算に多くの時間を費やすのが9月議会ですが、私は4年連続決算には反対をいたしました。
民間の感覚では、とても評価できないような事業が散見されますし、PDCAが適切に行われていないケースや、KPI(評価指標)が不適切なものなど、4年間で改善の見られた領域もありますが、多くは変わりませんでした。

こうしたところに市長の姿勢が表れており、11月の選挙結果次第で、北杜の未来が明るいものとなるか、このままの傾向が続くのか決まります。
神輿が変わるだけで、担ぐ人たちが変わらなければ、結局何も変わりません

大失態→議員報酬アップに反対討論も、間違えて採決は賛成

本定例会には、議員報酬を上げる条例が提出されていました。
これまで長きにわたり議論を重ねてきたものであり、私もこれまでのブログで意見表明をしてきたものです。

今回は3つの選択肢がありました。
(1)今年12月1日からのアップ
(2)令和4年4月1日からのアップに施行期日を延ばす
(3)アップしない

私は(3)であるべきと判断し、次のような内容の討論をしました。

  • 市民の負担が増える議員報酬アップには反対。議員定数を22名から20名に削減したが、今回の報酬アップは、定数減で削減される人件費の2倍相当で市民に追加負担をお願いすることになる。
  • そうした理由もさることながら、コロナで苦しんでいる市民が大勢いる状況で、”今”急いで可決する必要性も緊急性もない。
  • 令和4年4月1日に施行期日を延ばす修正案も出されたが、その時までにコロナが終息し、市民生活が回復しているか見通せない。
  • コロナが治まって、経済が戻ってから、改めて議論すれば良い。

このように現時点で報酬アップをすることには明確に反対を討論で表明しました
しかし採決の段階では間違えて賛成の形となりました

通常、反対討論があれば、起立採決となるため、そのつもりで待ち構えていたのですが、通常とは異なる進め方であったため、戸惑っている間に(ものの1秒ほど)、全会一致で賛成の形となってしまったのがその背景です。

最後の議会で大失態を犯してしまい、市民の皆さまには誠に申し訳ありませんでした。

現時点での議員報酬に反対であったのは、無所属の会(池田、栗谷)と共産党(退席されましたが)で、
他会派は施行日を令和4年に延ばすことで賛成をされました。

池田やすみち(山梨県北杜市議会議員)

■プロフィール■
北杜市市議会議員。47歳(2020年8月1日時点)
会社員時代は外資系コンサルティング会社などで勤務。その後、東日本大震災をきっかけに政治の世界を志し、国会議員の政策担当秘書として活動。
2015年北杜市に移住。地域おこし協力隊として、行政活動に従事。2016年北杜市にて市議会議員選挙、初出馬にして当選。
妻と2人の子ども、そして愛犬の4人と1匹家族。
2020年、養育里親の認定取得。