統合か維持か。小中学校適正規模等審議会が開催され、10年後の生徒数が議論にも。

市長改選後、初の小中学校適正規模等審議会が開催され、傍聴してきました。

これから行われるワークショップ資料の確認が中心で、作成段階から委員さんたちですり合わせをしてきたそうで、とてもまとまった資料となっていました。最終化されたら、HPにもアップされるものと思われます。

前市長の時には随所で統合ありき、の進め方となっている印象でしたが、事務局である市教委職員の皆さんの様子からは、これからの方向性はまだ定まっていない印象です。

ただこの点は、ゼロベースで議論をする、という本来の前提に立てば全く問題はありません。

1点気になったのは、生徒数の予測です。
令和2年の生徒数(中学生)は1,102人、12年は776人となっています。
委員さん複数名からは「10年で2倍となることを前提とするのか」との確認も。
市教委職員さんたちは、回答に窮しておられましたが、今日時点では10年で2倍を前提としないようです。
生徒数は増えない前提とするのか、R2年の生徒数から2倍なのか、12年の将来推計値から2倍なのかによっても異なりますので、早急に明らかにする必要がありますね。

現状維持、垂直統合(小中一貫校)、水平統合(中学校を統合する)、それぞれのケースで様々な視点でのメリットデメリットなどが整理されましたので、建設的な議論が進むことを願い、見守ってまいります。

■プロフィール■
前北杜市議会議員。
会社員時代はコンサルティング会社などで勤務。
東日本大震災をきっかけに政治の世界を志し、国会議員の政策担当秘書として活動。
2015 北杜市に移住。地域おこし協力隊として、行政活動に従事。
2016〜2020 市議会議員。
2020 市長選出馬。
妻と2人の子ども、そして保護犬の4人と1匹家族。
2020年、養育里親の認定取得。