こちらも公約を撤回した印象。ドアからドアへの地域交通。

何回か公約反故(公約撤回)について記しました。
一言で言うとどういうこと?とのフィードバックを頂いたので、すでに発信した2点ついてまず簡潔にまとめてみます。

「子どもの数を10年で2倍に」という公約は撤回されました

選挙前は、令和12年には小学生の数を3800人にする(今年の2倍の数字)、との公約でした。
しかし12月議会での答弁では令和12年に想定されている数の2倍、と公約は撤回されました。
仮定を置いた計算ですが、2400人ほどでしょうか。それでも高いハードルではありますが、簡単に公約を撤回するのではなく、ぜひとも挑戦をして欲しいです。

詳細については、こちらの投稿をご参照いただけますと幸いです。→こちら

太陽光条例を改正するという公約も実質撤回されました

選挙前の公開アンケートへ、「現行の太陽光条例を検討委員会の提言に沿ったものに改正する」と回答されていましたが、“実質”改正しない、との答弁でした。実効性が伴わない部分やタイミングでの改正はするようなので、“実質”と表現しました。

詳細についてはこちらの投稿をご参考にしていただけますと幸いです。→こちら

公共交通についても、受けた印象は公約撤回

本日は公共交通について、新たに記しておきたいと思います。

選挙前の公約は、
【地域巡回バス+買い物タクシー  ドアからドアへの地域交通】であったり、
【地域巡回バス+買い物タクシーを組み合わせ使いやすさUP  ドアからドアへの地域交通  ☆行きたいところに行ける行動半径が広がるシステム☆】とされていました。
料金負担ができれば、民間タクシーがあるので、行きたいところには行けますので、上記表現に対する一般市民の受け止めは、“公共交通料金で、ドアからドアへ行きたいところに行ける”であったでしょう。

配られていた書籍にも次のように書かれています。
「バスの運行には2億円以上の税金が投入されています。この改革は待ったなしです。ぶれずに実行していきたいと思います。」

12月議会での答弁は心許なく、「大きな見直しは想定していないが、改善すべきは改善したい」(正確な文言は議事録)で、実質公約撤回と受け止めています。

挑戦へのエール

公約撤回については、厳しく指摘をしなければなりません。
公約実現に挑戦されるのであれば、民主的に選ばれた首長ですので、一市民として応援したいと思っています。

「迅速で正確な情報公開」も公約の一つでしたし、
「『情報公開透明性の高い市政』を堅持し、市政運営の理念とし、実行してまいります」とも市政方針として表明もされています。

こうした公約や市政方針を堅持し、説明責任を果たしていただき、挑戦する姿勢を市民に見せて頂きたいと切に願っております。

■プロフィール■
前北杜市議会議員。
会社員時代はコンサルティング会社などで勤務。その後、東日本大震災をきっかけに政治の世界を志し、国会議員の政策担当秘書として活動。
2015 北杜市に移住。地域おこし協力隊として、行政活動に従事。
2016〜2020 市議会議員。
2020 市長選出馬。
妻と2人の子ども、そして保護犬の4人と1匹家族。
2020年、養育里親の認定取得。