いじめ認定はスタートライン。市の本気度が試されるのはこれから。

北杜にて2017年に訴えがあったいじめ問題について、第三者委員会がいじめ被害を認定する会見を開きました。TVや新聞報道でご覧になった方も多いと思います。

第三者委員会では、市教委や学校の再発防止に向けた取り組み内容を補充した最終報告書を、10月中にまとめるとのことです(現時点の報告書もまだ非公開のようです)。

途中コロナの影響などもあったと思いますが、ここまで時間を要したのは、第三者委員会を立ち上げるまでの間の、学校や市教育委員会などの不手際の数々が原因でした。こうした不手際が二度と起こらないよう、市長や市教育委員会、学校関係者がどれだけ本気で再発防止に取り組むかが試されています。

ここまで取り組んでくださった第三者委員会の皆様には心より感謝申し上げます。


一方で、当時よりご家族とともに問題解決に取り組んきて、その経過を知っているがゆえ、市が反省し、責任の所在を明確にし、形だけではなく本気で再発防止などの対策を進めていくか、まだ不安を払拭できません。予想が外れることを願ってはいます。

ただ願っているばかりでは他力本願となるので、県知事へいじめ対策についてご提案したところ、その方向での対策検討をお約束してくださるとともに、第三者委員会とも面会をし、その旨のご説明もあったとのことです。

県が太陽光条例を策定する際も、有識者の方々との意見交換のお願いを快く受けてくださり、条例に反映された部分もあったとの理解です。様々なテーマについて、現在の私の立場ででもできることは無限にありますので、子どもたちが戻ってきたくなる街を目指し、引き続き取り組んでまいります。

■プロフィール■
前北杜市議会議員。
会社員時代はコンサルティング会社などで勤務。その後、東日本大震災をきっかけに政治の世界を志し、国会議員の政策担当秘書として活動。
2015 北杜市に移住。地域おこし協力隊として行政活動に従事。
2016〜2020 市議会議員。
2020 市長選出馬。
妻と2人の子ども、そして保護犬の4人と1匹家族。
2020年、養育里親の認定取得。