北杜市もパートナーシップ制度導入を

八ヶ岳ジャーナルに、図書館などへの無料WIFIを整備するという記事が載っていましたね。
市議会議員時代に何度となく提案をしてきた内容で、新市政となり実現されたことを嬉しく思います。
また白州放課後児童クラブの移設が進むとの内容も。こちらも直接現地に足を運ぶなどしてきましたので、WIFI同様とても嬉しく思います。

公約破棄や「子どもの数を2倍にする」こととは相入れない政策が進む一方、こうして賛同できることもあります。
任期残りの3年、ぜひ市民にお約束した公約実現に向けて、頑張っていただきたいと願っています。

今後期待することの一つにパートナーシップ制度の導入があります。
市長公約には見つけられていませんが、私自身は市議会議員時代に取り上げたこともあり(取り組みが十分ではなく申し訳ありません)、市長選挙時の公約の一つでもあったのですが、県内では甲州市が制度を制定したとの報道がされています。高校3年生の生徒さんが中心となって市に働きかけをし、それを行政が受けとめた結果。制度の内容評価は様々かもしれませんが、市民の声が反映され大きく前進したわけですね。次は北杜市の番でしょう。

みんなのパートナーシップ制度HPより。青丸筆者。

2020年11月改選後の議会で(現市政になって)関連する答弁があるか調べてみたところ、次のようにありました。

 市民が互いに人権を尊重し、多様な性を認め合い、共に自分らしく生きることができる社会を実現していくことは、大変に重要であると考えておりますので、制度の導入については、県内市町村の動向を注視しながら、検討してまいります。

令和3年6月定例会議事録より

いわゆる霞が関文学であり、現市政はパートナーシップ制度に前向きとは言えないようですが、期待して市民の声を届けてまいりましょう。

一方で学校の制服については6月時点では前向きとは捉えられない答弁だったものが、甲陵中・高においては、生徒さんたちの活動もあり、スカート、パンツどちらでもOKということになったと耳にしています。

 制服については、いろいろなお考えがあるというところもありますので、また保護者や学校、地域等にも広く意見を求めながら、どんな形で、制服がいいのかということも検討しながら、そういった性の多様性、LGBTも考えの中に入れながら制服については十分な検討、慎重な検討が必要ではないかなと考えておりますので、今後検討してまいりたいと思います。

令和3年6月定例会議事録より

様々なチグハグや公約破棄は目に余りますが、甲陵中・高の様子を見ても、甲州市同様、市民の声が全く届かない、というわけではありません。
市長への手紙など、直接意見をするツールもあります。
名前を出したくない場合は匿名でも可能です現市政は匿名の場合は回答しないスタンスではありますが、声は届きます。
※ちなみに私は匿名であっても回答すべきという立場です
請願なども一つの手段でしょう。例えば今定例会ではさくら分園閉園問題にて請願が出されています。

市政、議会に注目すること、話題にすること、声をあげ続けることで市政は変わります。
政治を諦めることなく、子どもたちが戻ってきたくなる街をともに実現してまいりましょう。

池田やすみち
プロフィール
会社員時代はコンサルティング会社などで勤務。その後、東日本大震災をきっかけに政治の世界を志し、国会議員の政策担当秘書として活動。
2015 北杜市に移住。地域おこし協力隊として、行政活動に従事。
2016〜2020 市議会議員。
2020 市長選出馬。
妻と2人の子ども、そして保護犬の4人と1匹家族。
2020年、養育里親の認定取得。