地上設置型太陽光発電をめぐる規制の流れはできたが、巧妙な抵抗?も予想されます
先日7/31、北杜市太陽光等再生可能エネルギー発電設備設置に関する検討委員会が開催されました。
毎回市民委員(名簿)から建設的なディスカッション資料が提示されます。
頭が下がりますし、一時受け身のようにも見えていた他の委員(全員ではないですよ)からの頭を傾げてしまうような指摘、質問は少なくなった印象です。
山梨県議会からも国に対して意見書が出されて、こういった流れも規制する方向での議論の流れに乗らざるをえない、と考えているとしたら、良い方向に進んでいると言えそうです。
・山梨日日新聞2018.7.5「太陽光 設置規制を 県議会閉会 10案件可決」
・山梨日日新聞2018.8.2「太陽光施設規制 国に要請へ 甲府で1都9県議長会議」
長年に渡り、諦めることなく活動してこられた市民の方々による成果です。
一方で、条例の”骨抜き”という最後の抵抗が懸念されます。
一つ目は、着工、稼働した施設に対して、遡求して規制の網を掛けることへの限界を狙って、条例制定時期を遅らせる、という抵抗。
二つ目は、規制対象を事業認定を受ける前の施設、とするもの。買取価格が低くなってから新たに事業認定を受ける事業者は激減するだろうとの見方が正しければ(当然そう見えます)、ほとんどの施設が対象外となります。
繰り返しですが、全ての施設がNGというわけではありません。
誰かや何かの犠牲の上に成り立つ地上設置型太陽光発電はやめましょう、ということです。
これからも検討委員会が続きます。市民の注目度が下がると、結論を先延ばしにするためにずっと続くかも?しれません。
関心の高さは続いています。私も情報発信を継続します。
池田やすみち(山梨県北杜市議会議員)