渡辺市長率いる市の異様さをもう一つの視点から。この合理性の無さは何か圧力でもあるのか?

クリスマス・イブ、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

私は恒例の親戚との食事会で楽しんでいます^^

いまデザートタイムを待ちながら、大急ぎでブログを最終化しています。

中嶋新議長の異様な議事進行と、議長不信任の可決(こちら)、

そして渡辺英子市長率いる市が、増富の湯の指定管理業者選定の過程で市民の名誉を傷つけているのでは?という様子について(こちら)、北杜市民のみならず大変大勢の皆様へ情報が行き渡ったようです。拡散にご協力頂き心より感謝申し上げます。

一人で闘うには限界がありますが、こういった応援を感じることで踏ん張れます。

年内突っ走りますので、引き続きよろしくお願いします。

年明けにはまた新しい動きを開始したく準備を進めます^^

さて本日も増富に関連しますがもう一つ、異様な状況について書きます。

こちらも複雑です。箇条書きの方が伝わりやすいかも、と思い試してみます。

■背景■

・増富地域再生協議会が受け皿となり、地方創生推進交付金を受けて、地域を活性化する3年間事業(H28年度〜)をスタートした。

・交付額は3年合計で7000万円強、大いに期待されていた。

・しかし受け皿である協議会が2年目途中の時期に事業中止を決定。多額の交付金であり、普通では考えられないこと。

■中止理由は何なのか?なぜ市民が裁判に訴えるまでに発展しているのか?■

・渡辺市長率いる市はその中止理由を「交付金に頼らずに、自分たちの地域活性化に取り組みたい」旨、報告を受けたから、と一貫して説明するが、とても信じられない理由。

・そして協議会は全く異なる中止理由を主張。

・しかも協議会事務局員のお二人が、中止理由にでてくる現職市議会議員と元市議会議員を相手取って訴訟に発展。

・12月議会では、協議会理事会に副市長他職員数名が出席した際に、役員が説明した記録を岡野議員が紹介(正確には議事録)。

(太字は補足のため追記)

 6月の末頃だったと思うんですけれども、ここにおります事務局による会計に不正があったということで(協議会事務局が名誉を毀損されたとして現職・元職市議会議員を相手取り現在係争中なのはこの部分)、いろんなことが立ち止まってしまいました。そのなかで、元市議の方とか現市議の方とかの名前が出てきまして、その方々が支持をする方をこの事業のなかに入れてはどうかという話がございました。私達は決して最初から蹴るつもりはありませんでしたし、ではここに来てプレゼンをしてください、と。それを私達が拝見をしたら、それについてのお勉強をさせていただきますと、再三申し上げました。でもそれもまったくなかったんですね。そこで私達もすごく…信頼関係が薄れてきたというか…そういうことがございました。そこから状況が悪化してきたような気がするんですね。そのなかで、事務局に対して、ちょっと圧力が、かかったりとか、そういうことがあったということはもう事実です。そんなことがありまして…本当に増富を知ってる私達がやろうとすることはできないなということを痛切に感じました。非常に、本当に、心を痛めまして、夏まで理事達は1週間に1回のペースで会いました。これからどうしよう、どうしよう、ということで。私達にはそこを守らなければいけないという使命があるわけです。ミッションがあるんですよね。それでも砕かれてしまったような感じがありまして、苦渋の選択で、中止しなければいけないかな、と。そういうことで総会を開かざるを得なくなりました。

(菊原副市長の事業継続ができないかという要請に対し、)「副市長、総会でね、決まっています。…私達、本当にそこまでいくのに、本当に嫌な思いをしたんですよ。みんなそれぞれ仕事もあります。それでも突然の訪問とか、電話とかいろんなことがございまして、それをされて、ほんとに私達、事業を進めていくという気持ちがですね、ほんとに失せました。わたくしはこういう立場でしたので…ごめんなさい、恐怖を覚えました。ごめんなさい。軽く言う…何かされるのではないかという、そういうふうな恐怖を感じました。それだと続けられません。」。

 前半の説明に対して菊原副市長は、「理事からもお話ありましたように、協議会として事業を中止する、ということにつきましては、承知いたしました。市と致しましても、協議会として苦渋の思いで決断されたということは受け止めます。役員の方、事務の方におかれましても、決断に至るまでは、様々なご苦労があったということは推察しております。」と述べた。

・ここまで決定的であるにも関わらず、なぜ市は答弁を訂正しないのか。

・じゃあ誰が「交付金に頼らず…」と言ったのか?との追及に対し、当時の支所長のメモにそう書いてあった(それだけ?!)、といった耳を疑う答弁(正確には議事録)。

・これだけ異なる中止理由を協議会が説明しているのに、渡辺英子市長率いる市の異なる主張の根拠はメモだけなのか?副市長も上記理由を直接聞いているのに?

・さらに副市長は「様々なご苦労があったということは推察しております」と背景を知っている上で理解を示している様子なのに。

・理事会の資料以外にも、協議会事務局と市担当者とのやり取りのメールが存在し、そこでも中止理由について書かれている様子だが、メールは“個人的なもの”として公文書扱いせず。それはおかしい、ということで野中議員が市を相手取り訴訟中。

■なぜ事業費の返還、となるのか?■

・そして12月議会にて、市は協議会に対して平成28年度事業費のうち220万円ほどを返還せよ、とする内容を含む補正予算を出し、11対10で可決。

・理由は納品などが年度をまたいだから、と。しかし市は28年度末近くに予算消化を求めていたり(当たり前の話だが)、当時から年度をまたぐことは認識していたことが十分推認できるメールのやり取りがあったり。

・問題ならば交付金事業に不慣れな協議会に対して、その時に指摘すべき。指摘せず問題にしておらず、どちらかと言えば市の責任と言わざるをえない。

・それを全て増富地域再生協議会へ責任を負わせる渡辺英子市長率いる市。

こういったことが現在増富では起こっています。異様です

12月議会では11名もの議員が返還を含む補正予算に賛成しました。

賛成した議員はこちら(順不同)

保坂多枝子(県議選出馬予定)、内田俊彦、秋山俊和、千野秀一、加藤紀雄、福井俊克、井出一司、藤原尚、進藤正文、秋山真一、清水敏行

反対した議員はこちら。

栗谷真吾、野中真理子、岡野淳、坂本静、清水進、相吉正一、原堅志、齊藤功文、志村清、私

訴訟については、司法に訴えないと事実が明らかにならないと市民が考えた結果と言え、力不足を猛省しています。

返還請求を議会で否決できなかったことも。

次の裁判日程は年明け2月19日です。

偶然野中議員が市を訴えている裁判も同じ日です。

事実が明らかになるよう、私の立場でできることを継続してまいります。

池田やすみち(山梨県北杜市議会議員)

■プロフィール■
池田恭務(いけだやすみち)
1973年5月1日生まれ(46歳)
1997年国際基督教大学(ICU)教養学部社会科学科卒
外資系コンサルティング会社等民間企業を経て、
渡辺喜美みんなの党代表秘書(公設政策秘書)。
2016年11月より山梨県北杜市議会議員。
会派無所属の会代表、経済環境常任委員会前副委員長、広報編集委員会副委員長。