なぜ渡辺北杜市長の進め方で市長や職員、議員の報酬を上げるのに賛成できないか

随分遅くなりましたが、2017年末の議会に提出された下記3案件ですが、共通する理由で反対しました。

一昨年と同様の理由ですが情報共有のために記しておきたいと思います。

・平成29年度北杜市一般会計補正予算

・平成29年度北杜市国民健康保険特別会計補正予算

・北杜市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例等の一部を改正する条例について

毎年恒例?の人事院勧告を”鑑み”、市長をはじめ職員、さらに議員の報酬アップが提案されました。

案件からは議員だけのように見えますが、市長や職員さんも対象です。

何が問題なのか、昨年もブログで書きましたが

  報酬の妥当性は。市民の納得感が前提ではないでしょうか。

ネットでも分かり易い記事があったのでご紹介します。

  公務員の給与はこうやって決まる! 最強の「抵抗勢力」人事院のいびつ

こちらも以前ご紹介しましたが、市民感覚では財政が苦しいのであれば人件費から手をつけるが人事院勧告に鑑みることは必須なのか?といった当然の厳しい質問が北杜市行政改革推進委員会で出ています。答えは、必須ではない、です。

  北杜市行政改革推進委員会の委員さんたちのパワーに勇気をもらいました!!

成果を上げた職員さんへ手厚い報酬を、と言うことであれば多くの市民は賛同されると思います。そのためにも民間レベルの人事評価制度などが求められます。もし民間給与を参考にする、と言うことであれば記事にもある、国税庁の民間給与実態統計調査を”鑑みる”ほうが市民感覚に合うでしょう。

議員報酬については議員定数など議会改革とセットで行うべきで、人事院勧告と連動させることは私には全く持って意味が分かりません。

小学校へのエアコン導入もそうですが、渡辺英子市長にはこれまで以上にしっかりと市民の声に耳を傾け、北杜市をリードして頂きたいと期待しています。

池田やすみち(山梨県北杜市議会議員)