(メモ)『東京都の闇を暴く』北杜市ではどうか…

『東京都の闇を暴く』

北杜市でも参考になるキーワードが沢山ありましたのでご紹介します。

情報公開、議会のドン、改革・・・などに括れそうですが、本日は情報公開について。
 

“・・・都議会の闇や、悪しき習慣が蔓延する都議会の実態・・・旧態依然とした状態・・・なぜ、このような状況がこれまで見過ごされてきたのでしょうか。それはズバリ、多くの都民が「知らなかった」からに他なりません。”

“政治家たちもまた、「どうせ有権者は気にしてない」「選挙に影響がない」と高をくくり、これまで自浄作用が働かなかった”

“何事もまずは「知ること」から変革が始まっていく”


北杜市では、委員会の議事録が公開されていません。情報公開請求をすれば出てきます(閲覧は無料ですが、コピーもらうと有料です)。

本会議の議事録公開は2、3ヵ月後です。

さらに全国的に主流となっている、本会議のネット公開も遅々として進みません。市民目線で見ると後ろ向きと言われても、市民にご納得頂ける説明を思いつきません。 CATVで放送されますが、加入していない世帯も多く、またいつでもどこでも視聴できるわけではありません。図書館にDVDがあり、借りて見ることはできます。

ちなみに私はすぐにでもネットで公開すべき、という立場です。

傍聴もできるし情報は公開されているだろう、というご意見もあるようですが、ただ公開されているだけではなく、市民が“知る”ということへのハードルはできる限り排除すべきではないでしょうか。

借りれば見れる、ということは、借りなければ見れない、というハードルになります。

議事録を見ればわかる、というご意見もありますが、議会直後が議論が熱いわけですが、次の議会が始まっていたり直前だったりするので、議事録を基にして、次の議会でのアクションを議員へ働きかけるなどは時間切れになります。

“有権者からの厳しい目線が注がれ、否が応でも情報公開が進むことになり、そのプロセスの中で様々な無駄が明るみに出、改善されていきます”

“・・・都議会は、とにかく余計な情報が外に流れることを極端に嫌います。無駄に都民に情報を与えて議論などが巻き起こってしまったら大変だ、決まったことだけ粛々と知らせておけば良い・・・とにかく対外的発信に消極的です”

北杜市民の一般的な見方も同様だと感じます。

何かを隠しているのではないか、無駄が多いのではないか、という漠然としたものがあるのではないでしょうか。

そういった疑念払拭のためにも、全てさらけ出したらいいと思うのです。

要領を得ない行政からの答弁や、議員からの質問のクオリティーなど、全部市民に見てもらったらいいと思うのです。

いつかも書きましたが、良くも悪くも市民は行政を完璧だなんて全く思っていません。要領を得ない答弁や議会への信頼感も低いと感じます(責任を感じます)。

情報を公開していかなれば、今までと変わりません。

“何事もまずは「知ること」から変革が始まっていく”

これにつきると思います。

平成29年第1回定例会では、昨年から継続審議となっていた「北杜市のインターネット中継を早急に実施することを求める請願」が“趣旨採択”となりました。これは、請願趣旨には賛成だが財政的にすぐに実現するのは難しい、といった捉え方になります。

ぜひ市議さんたちへ、すぐにでも実現できるよう良い意味でお話をされてみてください。その反応から、本当に市民の立場で取り組んでいるのか、極力情報は隠しておきたい人なのか、も感じ取れると思います。

開かれた北杜市政、北杜市議会への道のりは険しいですが、取り組みを続けます。