議員有志が提出・制定を目指す太陽光発電を規制する条例は問題を解決するか。私の賛成の条件はこちら。

こんにちは。池田やすみち(山梨県北杜市議会議員)です。

本日5月30日、山梨日日新聞の朝刊25面に『急増「太陽光」条例で規制』という記事が掲載されました。

”北杜市議有志”によって条例案が提出されるようです。内容は公開されていないのでコメントできませんが、素晴らしい取り組みです。見習いたいと思います。

当市では無秩序な地上設置型太陽光発電設備が大きな問題となっているので、市民の皆様の関心も高いことと思います。これまでも議員各位から規制する条例を作るべき、という提言がなされてきたのは、お伝えしてきた通りです。

北杜市の未来のために直ぐにでも規制すべきと私も考えます。

ただし当然ですが、私は全てにおいて是々非々ですので、条例の内容次第です。

・誰(どの会派)からの条例案であっても、課題が解決される内容であれば賛成します。

・条例を作っても、課題解決されないのであれば意味がないので反対をします。

・もしさらに状況を悪くするような内容であれば猛反対します。

条例案が公開されてから、改めて私の考えについて報告いたしますが、

公開される前ですので、これまでどのような問題が発生してきたか、振り返っておきます。すなわち条例は何を目的とすべきか、何を解決するべきか

無秩序な乱立を防ぐ・・・立地規制をする必要あり。他自治体ではエリアを明確化している。

犠牲を強いない・・・住民の生活を犠牲にする(防災の視点含む)のはもってのほか。ただ説明会開催を必須にするだけではダメ。景観を犠牲にするのもダメ。当市の主要産業である観光業、また移住定住へのダメージ大。当然のことですが自然を犠牲にするのもダメ。何のための再生可能エネルギーか。

行政を動かす・・・これまではかなり後ろ向きであり、無条件に推進してきた、と言われても私には反論できない。曖昧な基準や内容では恣意的に運用できるため、明確化が必須。

これから設置工事に着手する事業が対象となること・・・買取価格が低くなった状況で、これから新たな事業認定を申請する事業者はかなり少なくなるはず。すでに認定を受けているが設置工事を開始していない事業者(市内で未稼働案件が約3500件とも)を対象にしなければ条例を作る意味はほとんどない。

※誤解のないようにしたいのですが、しっかりと地域との共存を重視した設備も多数あります。

こういったポイントがクリアになることが、私が賛成する条件です。

条例案が公開されましたら、改めて考えを報告致します。