第1回 太陽光等再生可能エネルギー発電設備設置に関する検討委員会が開催。さっそく紛糾!?
本日14時より第1回 北杜市太陽光等再生可能エネルギー発電設備設置に関する検討委員会が開催されました。
業者さんもいたようですが傍聴には30名弱いらしたようです。市民の関心の高さが伝わってきます。
ただ”結果として”今日の主要議題は委員長、副委員長の選出のみとなりました。
”結果として”、と書いたのは、この部分で多くの時間を要したからです。
こういった会議の初回で委員長、副委員長を決めるにあたり通常よくやるのは、①事前に事務局(=役所)が引き受けてくれる方を選定し、②事前にお願いし了解を得ておく、という進め方かと思います。
当日の会議での”選出方法・決め方”についても事務局から提案するのではなく、①委員の誰かに発言内容を事前にお願いしておいて、②当日そのように発言・提案してもらう、と言うやり方です。
今回がどうか定かではありませんが、このように進めているように私には見えました。この進め方は合理的な側面もあるので全否定はしませんが、事務局(=役所)と委員との間の信頼関係があることが前提でしょう。
残念ですが、これまでの市民と役所の関係性から、当委員会の事務局と委員(の一部)の信頼関係が完全に崩れており、事務局が事前に敷いたレールに懐疑的となったため、すんなり委員長選出に至らなかった、と言うように私には見えました。事務局だけでなく議会も同じですね。他の傍聴者の皆さんにはどう映ったでしょうか?
本日は議事に入れませんでしたので、早急に次回委員会を開催する必要があります。日程調整といったことから一つ一つしっかりとやることで、事務局は委員の信頼回復に勤めていただきたいと思います。委員長、副委員長の日程が合わない、決まらない、ということで開催日を先延ばしにするやり口もありますが、当委員会ではそのレベルで進行妨害されることは無いと信じます。1週間以内をめどに開催通知を送るように委員から念押しをされていましたが、そこは大丈夫でしょう。
いつかも書きましたが、地域を歩いていると、北杜生まれ北杜育ちの大勢の方々(年齢層も様々)から地上設置型太陽光発電設備の無秩序な乱立による地域破壊のお声を頂きます。北杜市の自然環境に惚れてきた移住者が特別声を上げているわけではないと断言できることを付け加えておきます。
最後に、公開情報なので委員の皆さんをご紹介します(敬称略)。
【市内に住所を有する者】7名。経歴を聞くとすごい方が大勢!
・鎗野達男
・学正博次
・弘田由美子
・塙喜一郎
・渡部義明
・三浦剛
・長田富丈
【太陽光等再生可能エネルギー発電事業者】3社
・金丸正幸:株式会社カナマル(小淵沢)
・佐々木周:自然電力株式会社(東京都文京区)
・大友哲:山梨自然エネルギー株式会社
【市議会議員】6名
・相吉正一(明政クラブ)
・加藤紀雄(ほくと未来)
・志村清(共産党)
・井出一司(北杜クラブ)
・進藤正文(公明党)
・栗谷真吾(ともにあゆむ会)
【学識経験者】4名
・坂本清彦:株式会社ケミトックス(須玉町)★副委員長★
・佐藤長英:西村あさひ法律事務所弁護士(東京都千代田区)
・篠原充:一般社団法人山梨県一般廃棄物協会(甲府市)★委員長★
・松本真由美:東京大学客員准教授
委員長、副委員長は大変かと思いますが、誰が見ても納得のいく議論となりますよう、議事運営に心より期待したいと思います。
池田やすみち(山梨県北杜市議会議員)