平成30年度一般会計予算に反対しました

こんにちは。

またブログの更新が滞り申し訳ありません。

先日閉会した議会では平成30年度一般会計予算も審議されました。

※北杜市議会では、3つの委員会に分散して予算を審議します。私は経済環境常任委員会に所属するので、所管以外については委員会での質問ができません。この進め方については議会改革の一つのテーマとして今後良い方向に改善されていくことが期待されます。

様々な個別の論点があるわけですが、「厳しいシーリングを設定し総額を抑制」した予算とのことであり、「これまで以上に事業効果や施策の優先度を厳しく精査した」と言うことで、昨年と同じ表現で予算編成の基本的な考え方が説明されました。中長期的な市政運営を考えると、市債の繰り上げ償還や基金の積立には賛同できますが、裏を返すとこれまでに積み上がってしまった借金の返済を優先するため、本来ならば市民は受けられる行政サービスが受けられない、と言うことであり、市民に対して“我慢”をお願いする“予算”と言えます。このお願いを受け入れて頂くには、予算編成にあたり、これまでの各事業の効果をしっかりと検証すること、そして、それを踏まえてさらにコストを適正化しつつ、効果を最大限に引き上げること、場合よっては積極的な事業の中止や新設も求められます。全ての事業に共通しますが、効果目標を明確に示す必要があり、そうでなければ市民の納得は得られません。要求レベルが低いとは決して言いません。しかし民間では当たり前のレベルであると考えます。昨年と比較してかなり改善されたと感じるところもありましたが、事業の振り返り、すなわち、効果検証と次年度への反映が、市民にご納得を頂けるレベルで実施されているとの確信が得られないため、無批判に賛成することはできないと判断し、反対をしました。

こちらは都議会議員の音喜多駿さんのブログです。

一般会計予算案には、反対してはいけない?ギリギリのせめぎ合いこそ、議会の意義

多くの点で共感する内容なのでシェアさせて頂きます。

もし首長の考えが市民の声を反映していないと思うならば、予算に対して反対をし考え直してもらう必要があります。

必ず議会は通過する、と思われれば、首長の考え・方針を変えることには繋がらないでしょう。

池田やすみち(山梨県北杜市議会議員)