行政のブラックボックスは駄目!渡辺市長のごみ処理施設候補地の決め方には賛同不可能。

山梨県内を3ブロックに分けて家庭ゴミの処理施設を集約する、ということで、建設に向けて準備が進められています。

北杜市も11市町で構成される協議会に参加し準備を進めており、本年度中に建設候補地を絞り込む、ということで、

8月27日、渡辺英子市長からも北杜市内の新施設の建設場所候補地が推薦された、といった報道がされました。

1ヶ月ほど前の山梨日日新聞の報道です。

これ、さらっと読むと、引っかかるところはないのですが、実は市長は“推薦”した地域へ事前説明などをしていませんでした

こんな大事な案件を、市民から見えないブラックボックスの中、密室の中で決め、提案した、ということになります。

これでは他の事業などでも同じような進め方をしているのでは?と勘ぐりたくもなります。

その後の報道で、北杜市ではない場所に絞り込まれましたが、他市だったらいいのか、という話ではありません。

もし北杜市となっていた場合も、地域住民が反対しても前に進める渡辺市政の姿を想像してしまう市民も多かったのではないでしょうか。

この進め方は看過できませんので、先の議会で質問をしたところ、

協議会の決定にしたがって、“非公開”で持ち寄った、とのこと。

しかし南アルプス市長は事前に市民に説明しています

あたり前のことをあたり前に行ったわけで、渡辺市長も同じ選択ができたわけです。

その上でブラックボックスを選択し、市民に説明しなかったと言えるわけです。

もしやり直せるならば、同じやり方しますか?といった質問もしましたが、

協議会の方針に従う、とのことで、残念ながら市民よりも協議会を優先する渡辺市政の姿があぶり出されてしまいました

非常に残念ですし、これまで以上に厳しく、細かく市政をチェックしないと何が隠れているか分からない、と気を引き締め直しました。当件に限らず、もし不可解に感じることがありましたら、ぜひご連絡を頂けますと幸いです。

池田やすみち(山梨県北杜市議会議員)

■プロフィール■
池田恭務(いけだやすみち)
1973年5月1日生まれ(46歳)
1997年国際基督教大学(ICU)教養学部社会科学科卒
外資系コンサルティング会社等民間企業を経て、
渡辺喜美みんなの党代表秘書(公設政策秘書)。
2016年11月より山梨県北杜市議会議員。
会派無所属の会代表、経済環境常任委員会前副委員長、広報編集委員会副委員長。