養育里親に認定されました。児童福祉に貢献できるよう頑張ります。
1週間ほど前のことですが、無事、養育里親に認定いただきました。
妻の方が半年先に認定を受けていて、私もようやく追いつきました。
SNSに投稿したところ、制度をご存知ない方が多いことから、実は私も以前はぼんやりとしか把握できてなかったことを思い出しましたので、制度的なところをご紹介したいと思います。
里親にはいくつかの種類があります
里親には4種類ありまして、養育里親はその一つです。
養育里親…様々な事情があって家庭で養育できない子どもを、親が引き取れるまでの一定期間、養育する里親です。
親族里親…親の死亡や行方不明、拘禁、疾病による入院等の事情により子どもを養育できなくなった場合、子どもの扶養義務者及びその配偶者である親族(祖父母、きょうだい等)が認定を受けて養育する里親です。
養子縁組里親…将来にわたって、親が養育していく見込みがなく、養子縁組が望まれる子どもを、自分の養子とすることを前提に養育する里親です。
専門里親…虐待を受けた経験のある子どもや非行傾向のある子ども、障がいのある子どもを、経験と専門知識を活かし、養育する里親です。
https://www.pref.yamanashi.jp/kodomo-fukushi/documents/satooyarifuretto.pdf
山梨県内の児童虐待の相談件数の状況
認定を受けるまでに研修を受けるのですが、その際のお話だと、児童虐待の相談件数は増加傾向にあるそうです。以前よりも相談しやすくなったことも要因としてありそう、とのことですが心配な傾向です。
平成30年度に児童相談所(2か所)で対応した児童虐待相談件数は904件(平成29年度は757件)、市町村が対応した児童虐待相談件数は588件(平成29年度は533件)となっており、県全体では1,492件(平成29年度は1,290件)となっています。
https://www.pref.yamanashi.jp/kodomo-fukushi/54996658375.html
痛ましい事件報道も影響してか、里親の認知度が高まっているようで、認定される里親の数も増加傾向にあるようです。心強いですね。
一方で、里親認定されたものの、実際に養育することになる里親さんは必ずしも同じペースで増えているわけではないそうで、そこに何かしら課題が潜んでいるのであれば、その辺りの整理や情報発信などによる解決寄与もできればと考えています。
認定までのプロセス
里親になりたい!と思っても、全員がなれるわけではありません。
要件等があり、研修を受ける(6日)必要もあります。その上で児童相談所による家庭訪問調査を経て、最後に県社会福祉審議会にて審議されます。
少しでも関心を持たれましたら、まずは児童相談所へ相談するところからスタートです。

これからです
池田家もまだ養育里親に認定されただけにすぎません。
これから実際に受け入れができるか、受け入れたあと、子どもたちにとって良い里親になれるかは、これからです。
すでに受け入れを経験されて、様々な葛藤をされてきた先輩里親さんたちにも助けてもらいながらの取り組みになると想像しています。
研修中にお話を伺った際には、ぜひ積極的に情報発信をして欲しいと言われましたが、デリケートなテーマでもあるので、児童相談所とも相談しながら、私の立場でできることを最大限していきたいと思います。
池田やすみち(山梨県北杜市議会議員)

■プロフィール■
池田恭務(いけだやすみち)
2016年11月より山梨県北杜市議会議員。
地域政党「あしたの北杜を想う会」所属
1973年5月1日生まれ(46歳)
1997年国際基督教大学(ICU)教養学部社会科学科卒
外資系コンサルティング会社等民間企業を経て、
渡辺喜美みんなの党代表秘書(公設政策秘書)。
会派無所属の会代表、経済環境常任委員会前副委員長、広報編集委員会副委員長。