ご存知ですか?4月から市民バスが変わります。近々説明会も。

広報ほくとでも情報発信されていますが、4月から市内を走る公共バス路線や時刻表が新しくなります
市民を巻き込みながら2年にわたり協議がされてきたものです。全市民の全ての要望をすくい上げることができているわけでは当然ありませんが、これまでと比べてかなり改善されているとの認識です。
一方で、広報ほくとにもありましたが、これで完成・終わりではなく、トライ&エラーをしながら必要な改善を積み重ねていく、というコンセプトです。ぜひ多くの皆さまに利用していただきたいです。

新しいバスの基本構成

【定時定路線バス】【デマンドバス】の2種類に分かれます。

【定時定路線バス】は、これまでと同じ仕組みで、路線と時刻表が変わりますよ、ということです。広報(→13ページ)をご参照ください。

【デマンドバス】は特定のエリア内のみとなり、利用するには前日までに予約が必要となります(電話またはウェブ)。
同じ日同じ時間帯に複数の利用者がいれば乗り合いとなり、ルートや所要時間もその都度変わってきます。乗車降車の希望時間も完全には希望どおりにはならない可能性もありますが、1時間の枠で区切り、その中で調整するようなイメージとなっています。

乗車・降車場所(目的地)も絞り込まれており、タクシーとの色分けをしていると言って良いと思います。乗車・降車場所については、運用開始後まず議論になりそうな予感はします。

説明会ではこうした内容をより詳細に教えてくれる場になるので、ぜひ利用者の皆さまにはご参加いただければと思います。

1月の説明会だけでなく2月以降は出張講座も可能です

説明会日程については、広報ほくと令和2年1月号(→11ページ)に記載がありますので、ぜひご参照ください。
これら説明会以外にも、2月以降10名以上の参加が見込まれれば出張講座(説明会)も対応してくれるそうです(→12ページ)。

潜在利用者の最初の一歩を軽くする施策を

車がないと生活できず、現時点では積極的にバスを利用することはない市民も大勢いると思います。一方でバスがあれば代替可能な市民も一定数いるはずで、そうした方々にも積極的に使っていただくことで、北杜市の公共交通が持続可能になります。

そのためには最初の一歩を阻害する要因を潰し込むことが必要です。

例えば、路線や時刻表、乗り換えでの目的地到着などを調べるのが難しいことは容易に想像できますが、グーグルマップの機能を使えば、このハードルは解決できます。
北杜市では山梨交通さんが活用されていますが、市バスは現時点では未活用です。

利用経験者はご存知のことと思いますが、現在地(スタート地点)と目的地をセットすれば、徒歩ルート、バス停、バス経路など細かく出すことができます。
参考までに例えば武川総合支所から日野春駅を設定すると、韮崎駅までバスで移動して電車で日野春へ移動、という下記ルートが現在は出てきますが、支所から日野春へ直接向かうバスの情報が出てくるようになります。

さらに試しに乗ってもらうために、1日無料乗車券を1回限り発行、とかどうでしょうか。他にも様々な方法がありそうです。



新しい仕組みが多くの皆さまの生活を支えることができればと思いますが、課題は必ずあるものです。時間をかけて作った人たちがいるから異論を唱えにくい、という雰囲気が(当件に限らず!)少なからずあるわけですが、それで遠慮していたらより良い北杜市になりませんので、説明会の段階や4月以降もぜひご意見を出していただければと思います。公務との兼ね合いがあるので全ては無理ですが、私もいくつかの説明会には参加する予定ですので、ご要望がありましたらお声がけください。

池田やすみち(山梨県北杜市議会議員)

■プロフィール■
池田恭務(いけだやすみち)
1973年5月1日生まれ(46歳)
1997年国際基督教大学(ICU)教養学部社会科学科卒
外資系コンサルティング会社等民間企業を経て、
渡辺喜美みんなの党代表秘書(公設政策秘書)。
2016年11月より山梨県北杜市議会議員。
会派無所属の会代表、経済環境常任委員会前副委員長、広報編集委員会副委員長。